オルタナティブ投資ってご存知ですか?昔から主流(メインストリーム)である値上がり益を狙った一般的な投資法と異なり、かつては一部の金持ちしかその存在を知りえなかったもう一つの(オルタナティブな)投資法全般を指します。顕著な特徴としては、投資対象が存在する市場がどのような状況になっても利益を確保するように設計されているものが多い点が挙げられます。当サイト『オルタナティブ投資 入門 』では、投資初心者の方でも、スッキリわかるように、この禁断の投資法 オルタナティブ投資をじっくり掘り下げてまいります。
最近よく耳にするオルタナティブ投資とは何かというと、従来は行なわれていなかった新しい投資という理解が一番近いと思います。
従来から行われていた投資は、株や債権を購入し、値上がりしたら売ってその値上がり分を利益とするというすごくシンプルな仕組みでした。相場が上がればほとんどの投資家は儲かり、下げ相場ではほとんどの投資家が損をしていました。
そのような普通の投資に対してオルタナティブ投資とは、株式や債券以外の商品、金融派生商品、不動産ファンド、ベンチャーキャピタル、企業再生ファンド、ヘッジファンドなどをも投資対象として、さらに複数のリスクの異なる運用対象を複雑に組み込むことで、相場に関わらず利益を上げるように設計されています。
かつては極一部の富裕層しか、その存在を知らなかったオルタナティブ投資ですが、金融工学の発達で、多くの金融派生商品が生まれ、投資マネーが新しい投資先を求めて世界中を駆け回るようになるにつれて、オルタナティブ投資も段々とその姿を衆目のもとにさらし始めてきたようです。
まだまだ謎の多いオルタナティブ投資ですが、資産運用の選択肢の1つとして捉えてもいいのかもしれません。
オルタナティブ投資は、従来の伝統的な投資手法に比べて多くのメリットがあります。その一つは自由度がとても高いことです。例えば株を買うという伝統的な投資方法では、株式市場が下げ基調の相場では、利益を上げることは容易ではありません。一方でオルタナティブ投資では、相場が下げのときに利益を出す設計も可能ですし、相場の上げ下げに関係なく一定の利益を出すことさえも可能になります。
このようにオルタナティブ投資は、どのようにして儲けるかという設定を自在に行える点が、伝統的な投資手法に比べて、優れているといえます。このような設定の自由度により投資機会を逸しませんので、もともとのパフォーマンス差以上にオルタナティブ投資は投資家に利益をもたらしやすい投資であるともいえます。
見落としがちですが、オルタナティブ投資にはデメリットもあります。それは複雑すぎて全貌が見えにくいというものです。
一般的なオルタナティブ投資では原資産よりも原資産から派生する金融派生商品を好んで投資対象に組み込みます。例えば個別株を買うのではなくその株のオプションを購入するのです。しかもそのような商品を複数組み合わせて全体的な投資対象とするのです。
一般的に原資産に比べて派生商品の値動きは複雑になります。その複雑な値動きのものが、複数からみ合うことで、時に予測不能の値動きをすることが確認されています。
もともとオルタナティブ投資で複数の投資対象に投資することが一般的なのは、リターンを保ちながらリスクを平準化することが目的ですので、通常の値動きの範囲であれば十分コントロールされています。
しかし投資の世界では、ときに標準偏差の2倍以上の幅で相場が揺れることもしばしば起ります。そのような大変動時には、リスクをコントロールしたはずの投資対象群が予想を超えた値動きをすることもありますので、思わぬ巨額の損失を蒙る可能性も含まれているということです。
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